男性力アップ!男性不妊相談②精液・精子の異常

妊娠に直接関係するもので良く見られる精液・精子の異常は主に以下のものがあります。

①精子の数が少ない。

特に1ml中に1000万未満なら、自然妊娠は難しいとされています。

②精子の運動率が低い。

運動率が低いと、卵子と出会う卵管膨大部まで到達できない・しにくい。卵子の殻(透明帯)を破れず受精できない・しにくい。

③奇形精子が多い。

奇形精子は遺伝子情報の欠損や運動率の低下などがみられ、受精しづらい。

精子の状態は、生活習慣やその時の体調などに左右されますので、検査結果に問題があれば、少し間をおいて2~3度検査してみましょう!

精子の異常を引き起こす病態は、精索静脈瘤、前立腺炎、精巣円や糖尿病などの慢性病が挙げられますが、これらの病気の治療も精子の改善にとって重要です。

なお、精子の異常と不妊との関係は絶対的なものではありませんが、精子の数や運動率などを総合的に改善していくことが妊娠につながります。

妊娠、産後も、元気な赤ちゃんのもとは元気な受精卵です。

元気な受精卵は元気な卵子と元気な精子から作られますので、そういった面でも精子の状態を良くすることは重要です。

体調が精子の状態に反映しますので、「精子の状態をよくするぞ~!!」と気負う前にまずは

肉体的・精神的に疲れをためない

事を心がけましょう。

体質にあった養生法、食養生、漢方薬はその助けになります。