アトピー性皮膚炎・アトピッ子の養生【食養生・おやつ編】
アトピー性皮膚炎は小児期のみ発症も少なくないです。特に何もしなくてもおよそ10歳までに良くなる子供が非常に多いですが、その期間のなかでももっとも気を使う事の一つが食事だと思います。
①アレルギー(アトピーの)原因を知りましょう。
食品アレルギーの原因となる食品(卵、牛乳・乳製品、小麦、大豆、米 等)等は病院・医院などで調べてもらうことが出来ます。
(小児アレルギー科の受診をお勧めします。)
②アレルギー除去食。
上記の検査でアレルギーの原因となる食品があれば、除去食を考えます。
洋食は高蛋白のものが多いので、
煮物など和食中心を腹八分目
一減一増 (一減:甘いもの、油ものを減らして、一増:季節の野菜を増やす) を心がけて下さい。
③除去食解除に向けてお腹の力をつける
体を冷やさない、消化の良いものを食べる、状況に応じてハーブティー、漢方薬なども使いながら脾胃(ひい:消化器系)の力をつけましょう。
アレルギーの原因となる食品があったとしても、3歳、6歳と年齢を重ねるうちに食べられるようになって来る事が多いです。
アレルギー性皮膚炎・アトピッ子のおやつ
お子さんの場合は楽しみとしての食事・おやつも大切なので、工夫が必要です。卵・牛乳を使わないおやつ等 下記を参考にしてみて下さい。
●冷たいおやつは避ける(アイスクリームなど)
●甘いものの場合は、油を使わないものにする。
洋菓子は高タンパクのものが多いので避けましょう。
卵や牛乳等を使わないケーキやクッキーのレシピもありますが、手作りするなら和菓子が断然簡単・ヘルシー。
何よりも、もともと卵や牛乳を使わないお菓子ですから大人が食べても美味しいのです。
白玉団子は白玉粉に水混ぜてこねて茹でるだけ。寒天は溶かして固めるだけの手軽さです。わらび餅粉なんかもスーパーに売ってます。
和菓子に馴染みのないお母さんもこれを機に慣れ親しんで下さいね。
○アイスクリームのかわりに …
寒天(きな粉や黒蜜を少しかけて)、ゼリー(寒天やゼラチンで手軽に作れます) ひんやりした食感ですがアイスクリームより体を冷やしません。
○甘い洋菓子の代わりに …
白玉団子(白玉粉で簡単手作り、フルーツの缶詰を添えて)、おもち(きな粉や少し砂糖を混ぜたすりゴマをふる)、わらびもち、ういろう
ドライフルーツ(手軽でおススメ!)、甘栗、ふかしイモ、大学イモ(少し甘い部分をとってあげる)
○ジュースの代わりに …
豆乳のフルーツジュース(牛乳の代わりに豆乳でジュースを作ります。イチゴ や バナナ+黒すりごま等 常温で!)、
冬場はショウガ湯、おぜんざい、黒ゴマしるこ など温かくほんのり甘い飲み物を。
○味の濃いスナック菓子の代わりに…
酢昆布、茎わかめ(子どもは酸っぱいものが好きです、想像以上に食べてくれます。)、アーモンドなどのナッツと小魚、
大豆(節分の豆まきの時に食べるような食塩無添加のもの)
市販でもアレルギー除去のお菓子も多く出るようになってきました、それらもうまく使いながら、工夫して下さい。
除去食は苦労も多い!!体験者なので分かります!!
いろんなアイデアがあるので店頭でご相談下さい。
一緒に出来るだけ楽な方法を考えていきましょう。